予定通り、予想通り2010/06/02

総理の辞任、幹事長の辞任。

幹事長の辞任は意外だったが、総理の辞任は仕方ないだろう。

公人としての発言の重みを軽く見てしまったのだろうか。

昔の武士であれば「男に二言はない」とまで言い切った時代もあった。

それがよいというわけではない。

状況により、朝令暮改もあるだろう。

しかし、今回の経緯はそうではない。

「5月末普天間基地移転問題の決着」がムリなことは、素人にも予想できる。

時間がかかっても、努力して妥協点を探し、改善を進めていかなければならない問題である。

時間はかかる。

自民党でさえ、普天間移転を米軍に了解させるのに10年をかけて交渉してきた。

それに匹敵する難交渉を、アメリカ、沖縄、移転先に対して行うのであるから、5月末にまとまるはずがない。

5月末を目指して、総理が努力するのはOKである。

しかし、それを公言して、約束するような発言は、発言したとたんに
公人としての公約になる。

実現できなければ、責任を問われるのは当然であろう。

民主党であれ、何党であれ、自民党政治のつけには時間がかかることは間違いない。

Visionを示せる次の総理は公募するのはどうだろうか。

下馬評では、菅さんだろうが、もっと広くリーダーを求めたい。