羞恥心2010/06/25

駅前の噴水広場に女子高校生が数人腰掛けていた。

一人はベンチに横になって寝ている。

スカートから足の太ももまでむき出してつきだしている。

あられもない寝姿だ。

友達の膝枕を借りて、その有人は彼女の頭を触っている。

猿ののみ取りとまったく同じ風景だった。


そうか、ひとも猿だったのだ。

そう思えば、特別な風景ではない。

しかし、人の社会としてみた場合には、

羞恥心の失せた、あわれな姿としか見えない。

この国の惨状を象徴している気がした。

若者よ、誇りを持つ大人になって欲しい。

しかし、それに見合うふさわしい大人が少なすぎる結果なのだ。