重要な法則(達人への道)2010/06/16

人は、あらゆる場面で学んでいる。

生きているとは、外界とのやりとりの中で学ぶことだ。

そして、より効果的に、学ぶためには学習のメカニズムに従った過程を踏む必要がある。

その本質の流れを一端を紹介する。


1.まずは、大きな流れをつかむ

 細かい点での違いを捉えて、正確さを求めるのではなく、
 何を、どうして、どうなるのか、最終ゴールまでのプロセスの全貌をつかむ。
 最後までの流れをしっかりイメージして、行動できるようにする段階。


2.次に、精度を上げていく

 各プロセスにおける要点を、丁寧につかむ段階。
 正確な動作を繰り返し、ぶれの幅を徐々に小さくしていく。

 この段階では、基本的には同じ動作を繰り返し、微妙な違いを捉えていく神経を育てる。

 名人・達人は同じ動作によって、正確に同じ結果を得られる。
 通常ひとは、完全に同じ動作をすることは実はできないのだ。

 野球のピッチャーでも、サッカーのシュートでも、100%同じ軌道を描いてボールを投げる(蹴る)ことはできない。

 もし、それができるならば、まさに脅威の達人なのだ。
 巨人の星飛馬は、自宅の部屋から、壁に空いた穴を通して、外の壁に当ててキャッチボールを行っていた。これは、常人にはできない技なのだ。


3.創造的変化をつける

 基本的には、2の精度を上げていくことで、技は完成されていく。

 しかし、人間の(達人の)飽くなき創造性、探究性はそこにとどまらない。精度の高い結果を出しながら、それを違う視点で、または別の方法で実現しようとするのがこの段階である。

 異なるものの中に、共通の真理をとらえ、形にしていく。
 新たな創作物の誕生である。


以上のような、1,2,3はどんな学習にもあてはまる人間の学習のメカニズムである。

この構造を具体的に、学習行動のプログラムにすることで、より効果的で、充実した、そしてなにより楽しい、できるようになる学習システムができるのである。

逆に言えば、この1,2,3の法則を踏まえないで、指導することは効率は悪い。(それでも、人間は学ぶのだが)

たとえば、アルバイトの人に仕事を教える場合、

 ・先輩が正しい手順を教えようとする
 ・正確に教えようとする

それは通常だろう。

しかし、それは、1の段階を飛ばして、2に入っていることになる。
いきなり、2では、何年もその仕事をしているベテラン先輩のように、新人アルバイトの人は真似することは難しい。

正確に、正しくやろうとして、その『やり方』「手順」を覚えることに神経が行って、本質の目標とそのための基本的な行動パターンが安定して身につかないのである。

1を十分に行うならば、2の正確性が飛躍的に伸びるのだ。

今回は、少し抽象的な紹介になってしまった。具体的に
詳しくは知りたい方は、コメントにてお問い合わせ下さい。<(_ _)>